UTOPIA若手研究助成金

UTOPIA Research Grants for Young Researchers

2023年度 UTOPIA若手研究助成金

UTOPIA Research Grants for Young Researchers FY2023 

2023年度 UTOPIA若手研究助成金について、68件の応募があり、審査委員会にて審査を行い、以下の24件を採択いたしました。来年度の申請については、HPおよびSNS等でお知らせいたします。

採択課題一覧  (2023年度) 

名前(五十音順に掲載)  <所属部局>
研究課題

赤堀 ゆきこ 医学系研究科>

インフルエンザウイルスに対するTMPRSS2の分子認機構の解明

石坂 彩 <医科学研究所>

腸内細菌由来細胞外小胞による宿主免疫制御機構の解明とそのベクター技術の開発

伊東 潤平 <医科学研究所>

タンパク質言語モデルを用いたウイルス適応度予測法の開発

岩渕 和祥 <教育学研究科>

「包摂」と「対話」に根差したワクチン教育プログラムの開発

浦木 隆太 <医科学研究所>

経鼻ワクチンの最大限の効果を引き出せ!

木瀬 孔明 <理学系研究科>

臓器特異的ワクチン・治療薬デリバリーシステムの開発

金 太一 <医学部附属病院>

医用画像をわかりやすく説明するAIの研究と社会実装

国田 朱子 <医学系研究科>

動物種横断的オルガノイドバンクの構築

久保田 裕二 <医科学研究所>

感染の重症化をもたらす炎症・免疫応答の分子機序解明とサイトカインストーム抑制への応用

小林 和弘 <総合文化研究科>

副作用のない成人T細胞白血病治療薬開発に向けた、CCR4の構造基盤の解明

小林 穂高 <定量生命科学研究所>

mRNAワクチンの発現動態を可視化する細胞内イメージング基盤の構築

小林 亮太 <新領域創成科学研究科>

大規模Twitterデータ解析に基づくワクチンへの抵抗感の調査

佐藤 祥子 <定量生命科学研究所>

寄生虫ヌクレオソームを標的とした感染症治療薬開発のための基盤研究

Herbert J. Santos <医学系研究科>

Analysis and potential use amebic exosomes for drug delivery systems (DDSs) or vaccination against amebiasis

周 雨奇 <理学系研究科>

血小板凝集塊画像解析による敗血症性DIC発症・重症化評価法

竹島 功高 <医科学研究所>

ヘルペスウイルス潜伏感染による感染抵抗性への影響解析

谷藤 涼 <理学系研究科>

擬二量体型天然物をモチーフとした抗ウイルス性マクロ環状中分子群の合成

千葉 志穂 <新世代感染症センター>

ライブラリ ワクチン抗原 − 抗原性変化の速い病原体に対抗する新規ワクチン戦略

鳥居 将太郎 <工学系研究科>

 水環境中に存在する鳥インフルエンザウイルスRNAの高感度検出法の開発

野本 貴大 <総合文化研究科>

光選択的にmRNAを導入する技術の開発

林 智哉 <医科学研究所>

細胞外小胞の機能性分子を活用した新規ワクチンモダリティの開発研究

溝渕 悠代 <農学生命科学研究科>

内臓型リーシュマニア症垂直感染マウスモデルの確立と病態解明

柳澤 実穂 <総合文化研究科>

Pattern-recognized drying droplets for infectious disease diagnosis

山本 瑞生 <医科学研究所>

SARS-CoV-2 Sタンパク質に対する抗S2中和抗体の作用機序と中和エピトープの解析

審査の概要

・公募開始:2023年5月29日(月)

・申請期限:2023年6月12日(月)

・審 査:2023年6月中下旬

・審査委員:河岡義裕(機構長) 川口寧(副機構長) 石井健(副機構長) 田中栄(副機構長) 井上純一郎(事務部門長)

・審査結果通知:2023年6月30日(金)

部局別 申請件数・採択件数

年代別 申請件数・採択件数

男女別 申請件数・採択件数

研究経費別 申請件数・採択件数

「ワクチン開発のためのトップレベル研究開発拠点の形成事業」に関係する研究室に所属の有無   
申請件数・採択件数

(募集終了)2023 年度募集要項


東京大学国際高等研究所新世代感染症センター

2023 年度 UTOPIA 若手研究助成金 募集要項

東京大学新世代感染症センター(UTOPIAThe University of TOkyo Pandemic preparedness, Infection and Advanced research center)は、次のパンデミックから世界を救うため、新世代の感染症、免疫、ワクチンに関する基礎研究と革新的な技術の創出を目的に、新次元の多分野融合研究のコアとなる世界トップレベルの研究者を、感染症に加えて免疫学、構造生物学、AI、社会科学等の様々な研究分野から集結させるとともに、海外機関等とのネットワークを構築し、「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」においてフラッグシップ拠点として採択され 2022

10 月に発足しました。最先端の感染症研究を遂行するとともに、有事には迅速に有効かつ安全なワクチンと治療薬を提供するシステムの構築を目指しています。

このような目的を達成するためには、若手研究者の斬新で柔軟なアイデアに基づく研究が必要不可欠であるとともに、今後の感染症との長い戦いを念頭に未来を担う若手研究者を育成することが本事業の重要な使命と考えています。その一環として、今年度より学内の若手研究者を対象に研究費の助成事業を行います。

 

1.募集内容

UTOPIA の目的達成に貢献する成果が見込まれる研究計画を募集します。感染症、免疫、ワクチン以外の異分野、文系からの応募も歓迎します。

なお、本助成事業は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の委託研究開発費から支出するため、執行にあたっては、以下の AMED の委託研究開発契約事務処理説明書を遵守する必要があります。

https://www.amed.go.jp/content/000111040.pdf

 

 

2.応募資格者

東京大学に雇用されている若手教員または研究員が対象となります。

 

 

3.助成金額

500 万円まで 10 件程度

250 万円まで 15 件程度

 

4.研究助成期間

採択する研究期間は、2023 年度以内(採択時~2024.3.31)です。

なお、本助成は 2026 年度まで毎年公募する予定です。また、次年度以降の再応募も可能です。

 

5.応募方法

以下の申請書を作成のうえご提出ください。なお、申請書はA4 3 頁に収まるよう作成してください。


  2023 年度研究助成金申請書(様式1)

 

※申請書等の書式は、以下のUTOPIA web ページからダウンロードいただけます。

https://www.utopia.u-tokyo.ac.jp/archives#h.u7g41jvwtxyd

 

 

6.申請書提出期限

2023 6 12 () 必着

 

7.申請書提出先

東京大学国際高等研究所新世代感染症センター研究支援チーム

zaimu.utopia@gs.mail.u-tokyo.ac.jp

Word ファイルのメール添付にてご提出ください。その際、件名を「2023 年度UTOPIA 若手研究助成金応募」としてください。

 

8.採否

採否は、6月下旬頃までに応募者へ通知します。

 

 

9.研究成果の報告

2023 年度終了時に研究成果として報告書(様式 2)を提出していただきます。

※報告書の様式、提出期限、提出先などについては、後日連絡します。

 

 

10.研究成果の発表

研究成果を他に発表する場合は、本助成事業による研究であることを明記し、その成果を論文として発表された場合は、お知らせください。

 

謝辞例文

(英文例)

This research was supported by AMED under Grant NumberJP233fa627001.

(和文例)

本研究は、AMED の課題番号【JP233fa627001】の支援を受けた。

 

11.知的財産権の取扱い

発明等が出た場合は、東京大学の関連規定に基づき東京大学に帰属されます。

 

 

12.問い合わせ先

東京大学国際高等研究所新世代感染症センター研究支援チーム

108-0071 東京都港区白金台 4-6-1 Tel03-6409-2200

E-mail: zaimu.utopia@gs.mail.u-tokyo.ac.jp