2019年末に現れた新型コロナウイルスは、前例のないパンデミックを引き起こし、世界中に未曾有の被害をもたらしました。この経験を通じて、感染症危機に備えるためには、ワクチンのみならず、治療薬や診断薬を含む多様な感染症危機対応医薬品等(Medical Countermeasures:MCM)を、平時から研究開発し、有事に迅速に実用化できる体制を整えておくことの重要性が明らかになりました。
こうした背景のもと、AMED SCARDA*による「感染症危機対応医薬品等の研究開発プラットフォーム事業」が新たに開始され、東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター(The University of Tokyo Pandemic Preparedness, Infection and Advanced Research Center: UTOPIA)が、そのフラッグシップ拠点として採択されました。
UTOPIAは、2022年に「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」のフラッグシップ拠点として採択されて以来、東京大学のさまざまな分野の研究者が結集し、感染症研究とワクチン開発を中心に、多分野融合研究、人材育成、国内外との連携を進めてきました。今回の採択を受け、これまで培ってきた研究基盤をさらに発展させ、ワクチンに加えて治療薬・診断薬を含むMCMを総合的に研究開発するプラットフォームへと展開していきます。
さらに、基礎研究から非臨床研究、臨床研究、そして社会実装までを一気通貫でつなぐ研究開発体制を強化するとともに、産学官や国内外の研究機関との連携、若手研究者の育成、AIをはじめとする新たな研究手法の活用を積極的に進めます。感染症有事に必要なMCMを迅速かつ実効的に創出できる世界トップレベルの研究開発拠点となることを目指します。
UTOPIAは、これまで掲げてきた「世界を感染症から守る ― Save the world from infectious diseases ―」という目標のもと、新たな使命に取り組んでまいります。皆様の一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
東京大学 国際高等研究所
新世代感染症センター
機構長 河岡義裕
Dr. Mihai Luchian Azoitei
Associate Professor, Department of Cell Biology and the Duke Human Vaccine Institute, Duke University
世話人: 井上毅
October 2026アジュバントによる感染症予防効果の作用機序
石井健教授 らの研究成果が Science Advances に掲載されました。
Asuka Joy Tobuse, Kouji Kobiyama, Jun Tsuchida, Masamitsu N Asaka, Daichi Utsumi, Mariana Silva Almeida, Yaeko Nakajima-Takagi, Motohiko Oshima, Tomoya Hayashi, Burcu Temizoz, Etsushi Kuroda, Cevayir Coban, Yasuhiro Yasutomi, Atsushi Iwama, and Ken J Ishii
10 October 2026オーガナイザー: 河岡義裕
要事前申し込み
主催:公益財団法人実中研
October 202611:00 — 12:00 1号館講堂 (ハイブリッド)
Prof. Maria YAZDANBAKHSH
Professor in cellular immunology of parasitic infections
Leiden University Center for Infectious Diseases
世話人:
〇Cevayir COBAN(マラリア免疫学分野/国際ワクチンデザインセンター)
古賀 道子 (Michiko KOGA) 感染症研究/ 新世代感染症センター
小池拓矢特任助教、井上毅教授らの研究成果が Science Immunology に掲載されました。
Yuki Tai, Takuya Koike, Hiromi Yamamoto, Kyoko Shida, Niklas Engels, Takeshi Inoue, Wataru Ise, Jürgen Wienands, & Tomohiro Kurosaki
古瀬祐気教授らの研究成果が npj Vaccines に掲載されました。
Junna Kawasaki, Masakaze Hamada, Masaki Machida, Ryo Komorizono, Mie Kobayashi-Ishihara, Naoko Fujita, Takahiro Tabuchi & Yuki Furuse
浦木隆太准教授、河岡義裕機構長らの研究成果が eBioMedicine に掲載されました。
Ryuta Uraki, Maki Kiso, Kiyoko Iwatsuki-Horimoto, Mutsumi Ito, Seiya Yamayoshi, Masaki Imai, and Yoshihiro Kawaoka
2026年10月28日(水)~10月31日(土)
古瀬祐気教授らの研究成果が Frontiers in Public Health に掲載されました。
Yuki Furuse, Takahiro Tabuchi
31 July 2026
2026年7月15日 柏IIキャンパス
*GMP=Good Manufacturing Practice:医薬品等の製造管理および品質管理基準